とある男子校のバカ過ぎる日常


ぐにゃり

「なっ…!!拙者の教室が…!!」

例の如く、任が突然壁から現れた。
さっきは教室に居なかったからな…
舜は連れて行ったくせに、授業には出ないのか?(笑)

「何処の奇襲でござるか…?」

このクラスの担任の奇襲でござる(笑)

任は困惑しつつ、自分の机の物を物色し始めた。

「ぅおはぁあああああ!!オレがおらん間に、オレの大事な女の子達がぁあああ!!」

?…誰だ?

明るい茶髪をワックスで綺麗にセットしている男。
今日、いなかったよな…?

「あ、あの人誰だ?」

俺は、近くに居た克に尋ねた。

「ん?あぁ…あいつは、坂上 風児(サカガミ フウジ)ほぼ保健室におるから…多分今日は、騒ぎを聞き付けたんやな…」