とある男子校のバカ過ぎる日常


ゾロゾロゾロゾロ…

「マジ放火とかヤバくね!?」

ピクッ

「誰だよ、マジ…」

ピクピクッ

「どーやって2階の2-Kの教室に投げ込んだんだろーな…?」

ピクピクピクーッ

……おい。

「ちょっ…竜馬、おまっ…反応分かりやす過ぎだろ…」

さっきから、ゾロゾロとグラウンドに移動している他クラスの言葉を聞き、分かりやす過ぎる反応を見せる竜馬。

「俺、嘘吐けへんねん…身体が反応してまう…」

チョォーーッ厄介なんすけどぉ!!

そういうオプション、要らねぇから!!

「江川、耳栓貸してやるわ」

「あー…おおきに、林」

克が持っていた耳栓を、素直に竜馬は受け取った。

何でそんな物を常備している…??