「あら、いいわね。働くんならいつでも歓迎よ?2人とも」
何故か龍美さんも、ウインクしてノリノリ。
「はは…」
苦笑いしか出来ねぇ…
「今の会社が嫌になったら…考えます」
えっ…
お前はやっぱ30歳バツイチ子持ち設定継続中か!?
つーかこの設定俺の心ん中での設定だったはずなんだけど!?
「ふふ。待ってるわ」
龍美さんもいい加減気づけよ!
俺、竜馬の友達なんだぞ!?
どう考えても、タメに決まってるじゃねぇーか!!
俺は心の中で格闘しつつ、風児のあとについて店の人達に挨拶して店をあとにした。
「風児くん…ご、ごめんね…」
すっかり酔いが覚めたのか、三浦先生が居心地悪そうにそう言った。



