「ダーツでいいすか、そっちの人」
「え、俺?…あー…風児に聞いてください…」
なんで俺に聞いたんだよ。
「オレは別に。なんでもいいですよ」
その張り付いた笑顔どうにかして。
んで、大概三浦先生離そうか。
いつまで肩抱いてんだよ。
お前こそホストか。
また、はぁ、とため息を吐き、俺は芽衣をソファに座らせ、自分も横に座る。
「首、苦しいんだよな…」
ネクタイに指をかけ、シュルッと緩める。
チラチラ視線感じるけど、無視。
「湊爽緒さ…無自覚やめなよね…」
「はぁ?何が」
俺さ。無自覚無自覚言われっけどさ…何なの。
「自分のこと、ちゃんと見てない人って…こうなんのね」
「だから何なのよ」
このもどかしい感覚どーにかして。



