「げっ…」
普通なら言わないような、心の声が有彦くんの口から出た。
その理由は、
「ぁあー!!有彦!もー!!何で来たのぉ?あんたが来るとややこしいのよ!」
お姉さんであるみなみさんが目覚めたからだ。
さっきまで克と勝負してて、負けたあと、酒がまわったのか、こっくりこっくりなっていた。
…なるほど。
起こされて不機嫌なんだな。
「姉貴には関係ねーし…」
あれ。あんまり攻撃力ないな…
「関係あるよ。あたしだって手伝ってんだから!だいたい、お兄ちゃん困らせちゃだめだっていつも言ってるでしょお?!」
酔いからさめてないみなみさんは、回らない舌をうまく動かそうと、必死に話す。



