「すごく…嬉しいんだよ」
そう言いながらまた涙を流す。
雅也先輩って、こんなに泣く人だったか?
…昔は守るものが多かったから…強がってたのかもしれない。
やっぱ、すっげぇ人だ。
「悪いな。泣いてばかりで…」
「…そっすね」
「頷くなよ……」
雅也先輩は、眉を下げて笑ったあと、涙を拭いた。
そーいえば。
「雅也先輩ケータイ変えました?」
「ん?あぁ、そうか。連絡先ね」
雅也先輩は、自分の近くに置いてある鞄をあさくりだした。
「いっ…!ててて…」
「何やってんすか!」
腕動かねーのに動かすから…ったく。
「俺、勝手にさせて貰いますよ」
「え。うん…」
さっさと雅也先輩のアドレスを貰い、自分のも登録した。



