とある男子校のバカ過ぎる日常


「返事は急がない。…ゆっくり考えてくれ…」

ゆっくり…か。

俺は今まで、沢山時間貰ったじゃねーか。
それでまた、待たすんかよ。
あいつらを。雅也先輩を…。

情けねぇ。

こんな俺、誰も会いたくねーだろうな。

…でも、だからこそ。

「雅也先輩…俺…」

「うん」

「皆に…あいつらに…会いたいっす…っ…」

急に鼻がツンとして、何故か泣きそうになる。

何やってんだ俺。

下を向いて、唇を噛み締める。

「………あぁ。…ありがとう」

雅也先輩の声に顔をあげると、

「何で…泣いてんすか…っ…」

雅也先輩は、綺麗に笑いながら、涙の筋をいくつもつくっていた。