とある男子校のバカ過ぎる日常


「お前の友達…いい人だな」

「え……。あ、はい…まぁ…あいつは、お節介なんですよ……」

「ははっ…けど、お前の為にあそこまで真剣な目向けてくる人、初めて見たよ。…良かったな」

ドクン、と心臓が鳴る音が聞こえた気がした。

暫くの沈黙の後、雅也先輩は掠れた声で俺に語りかけた。

「…まず、謝りたかった。申し訳なかった、学」

「………」

「学は、何も悪くない。俺達が…全て悪かった。俺の…せいだった。甘さだった。弱さだった…驕りもあった…ごめんな、学」


「…俺は…俺は、雅也先輩、すげぇ人だって、思ってました。今も、そうです…だから、謝るのはもう、良いです。謝られるのも、実際なんか変ですし。…すげぇ心に引っ掛かってたんです。雅也先輩のことや、仲間のこと。だから本当に、今日こうして会えて良かった。これでもう、すっきりしました。俺はただ、貴方の元気な顔が見られたら、それで良かったんです…」