とある男子校のバカ過ぎる日常


「学は…ひとりだけ真実を知っていて…それをひとりで背負い込んで…消えてしまったんです。まさか仲間が裏切っていたなんて。誰も、言われたって…信じないと分かっていたからでしょう。だから学は…信じていた仲間にも、結局は、俺にも……裏切られた」

掠れる声に、辛さが染み渡る。

どうしてこの人達は、不器用なんだろう。

どうしてこんなに…仲間思いなんだろう。

何処で、歯車が狂ったんだ。
こんな苦しみ、味わわなくて良かったはずだ。
この人も、学も。

「雅也…先輩……」

「「!!」」

囁くように掛けられた声に、俺はしきりのカーテンを素早く開けた。