とある男子校のバカ過ぎる日常


「俺が面会謝絶してる間、色々あったらしく、俺が復帰したときには…学は消えてました。仲間に聞いても皆、素知らぬふりで…暫く経って…ようやく知ったんです。何もかも…」

苦虫を噛み潰したような顔で、雅也さんはシーツを握りしめた。

「学から…聞いたり…しました?」

探るような目に、俺は『少しだけ』と答えた。

少しでも、雅也さんの口から、真実を聞きたかった。

学を今でも、大切に思ってくれているのか…という証拠の為に。

「そうですか。…この腕を失くしたのは、敵対している奴らにやられたからです。…学がその敵対していた奴らに捕まったという情報を耳にし、俺はひとりで乗り込みました。今考えると浅はかでした…。腕は失いましたが、それでも、命は助かって……。ただ、俺のせいで…と、学に思って欲しくはなかった。俺の、甘さ故でしたから…」