とある男子校のバカ過ぎる日常


やっぱり。

「義手…ですよね」

「…はい。昔、ちょっと…あって……」

これで本当に確定だろう。
彼が…学の言っていた、雅也さんだ。
学は顔見てわかったみたいだったけど、俺はまだ何処かで納得してなかったから。

…今まで会いたくても会えなかった人と、あんなところで再会するなんて。

偶然っつー言葉じゃ、簡単に片付けられなかった。

俺ってやっぱ、頭固いな。

「俺の義手が…そんなに気になって…ここまで?」

俺の真意を知りたいんだろう。
雅也さんは真っ直ぐな瞳を俺に向けた。

「まさか。…そんなことで、ここまで来るわけありません。…俺は、真実を教えて頂きに来ました」

そして俺も、雅也さんを真っ直ぐに見つめ返した。