彼女が落ち着くのを見ながら、俺は学もベンチに座らせた。
この2人の傷負い加減半端ねぇ…
しかもどのタイミングで話しかけようか迷う(泣)
笑い事じゃないだけに、緊張感やべぇ。
「ま…学、大丈夫か」
「……ん」
ん、とか言いながら全然こっち見ねぇじゃん!
大丈夫じゃねぇじゃん(泣)
「……あ、あの…貴女は…大丈夫ですか…」
「はい…」
いやこっちも絶対大丈夫じゃねぇ!!
下しか見てねぇもん!!
心の中の自分が汗だらだらかいてるだろうと感じていると、救急車のサイレンが聞こえてきた。
「!!」
女の子は立ち上がり、倒れている男の元へ行った。
救急隊に運ばれていく彼を見ながら、
「まさやく…まさやくん……」
泣きそうになりながら言葉をかける彼女に、俺は…放っておけなくなった。



