ガブッ
「いっで!!こんのクソアマ!!ぶっ!?」
女の子に噛み付かれた隙を狙い、俺は奴にチョップを食らわせ、女の子を救い出した。
あっぶねー…昔、父さんの友達に習ってた空手が役に立ったな…(汗)
「だ、大丈夫ですか?」
「は…はい…あ、ありがと…ございま…ふぅ…ぅ…」
怖かったんだろう。
腰が抜けてしまった彼女は、そのまま泣き崩れた。
「ぁ…ぁ……さやく…」
「え?」
小さく呟き始めた言葉に、耳を傾ける。
「まさやくん!!」
辺りを見渡し、彼女は『まさや』と叫ぶ。
あ、あの男か…
酷く蹴られてて…やばかった…!!
「貴女はまだここに居て下さい!俺がその人運んで来ます!」
微かに頷いた彼女を見て、俺は茂みを抜け出し、走った。



