とある男子校のバカ過ぎる日常


「けどさ、それが他の奴らからの反感かっちゃって。皆そいつが情報屋やってたなんて知らねーから…『何で仲間を』って…。『雅也の気持ち考えろ』とか、『大事な仲間を傷つける奴は要らない』とか…『雅也の右腕返せ』…とか。皆の鬱憤が全部俺に来て。…俺はさ、面倒なの嫌いだろ。だから………全部受け止めた。けどさ…俺、生きてたんだよ」

学…全然隠すことなくないじゃねぇか…
すっげぇ辛いこと…聞いちゃったし、言わせちゃったな…

「最初は笑った。おかしくもないのに……。けどさ、本当に、俺の見つけた居心地の良い場所は、もうそこには無かったんだ……」

「………。そ、れで…雅也…さんとは…?」

俺の言葉に、学は小さく首を振った。