とある男子校のバカ過ぎる日常


「『痛みは、痛みを負ったことのある奴にしか分からない』っつーことだろ。よーするに」

「同じ痛みを味わった奴らの…集まり…」

「そ。まぁ中にはクソキモいデブツメとか、任みたいな、単なる個性派も居るけどな」

「は…はは…(汗)」

どんまい…キバヲ…(泣)

「ていうか、そんなこと言う学は…どうなんだよ」

「俺?俺は隠すことねーからな…まぁ、中学んとき…荒れてたってことくらいだな」

「え!?」

「いや、驚くほどのことじゃねーし。まー俺の中学、ヤンキーの寄せ集めみたいなとこでさ。毎日毎日喧嘩で。血が飛び交って…そんな日々に、なーんかもう、すげぇうんざりしちまったんだよな」