とある男子校のバカ過ぎる日常


プルルル…
プルルル…

<はい。カフェコローレです>

「あ、すいません、里崎さん?天野です」

<やぁ湊爽緒くん。ん?…あれ。どうしたの?今日はバイト…入ってないよね?>

「あー…それはそうなんですけど…あの…めっちゃ頼みにくいんですけど…」

<うんうん>

「カフェ、ちょっと打ち上げに貸し切らせて貰えないかなー…っと…」

<………。うんごめん。話が見えないよ>

ですよね。
直球過ぎた…(汗)

俺は出来るだけ簡潔に事情を話した。

<なるほど。けど今すぐは無理かなぁ…お客さん居るし。今から『CLOSE』の札下げるから…とりあえず、今居るお客さんがお帰りになったら、大丈夫だよ>