ガラガラガラッ
「あ、時定〜オレは53枚やが〜」
トイレに行ってたのか、手をぷらぷらしながら教室に戻ってきた風児。
てか、いつトイレ行ってたのよあんた。
「んー…了解。じゃあボクは行くね!皆きちんと片付けしておいてよ」
黒みがかった笑顔を見せた時定は、颯爽と教室から出て行った。
「「「「「ふぅ…」」」」」
何処からともなく、こんなため息が聞こえた。
勿論、俺も吐いた。
「時定めっちゃキレてたな…あー良かったぁ。シール多くて」
「そうだな。マジ、シールだけが頼りだったよ」
「一桁はちょっとね…ぶふっ…あ、えびぞりもか…ぷふふっ…(笑)まぁ許されるよね」
「枝元さん…それ、僕に対する侮辱って分かって言ってますかいばしら…?(泣)」



