とある男子校のバカ過ぎる日常


「…それ見せられたら、そういうテンションにもなれないだろう…カツミ」

ため息を吐きながらそう言った正義に、尤もだと思った。

あれ、つかさ。
何か忘れてね?俺達。

「それて…これか?まぁ、皆より多かったんは事実やけど。そんなん気にせんでえぇやん(笑)」

男として気にすんだろ。
まぁ、顔では負けてんだけどさ。

てか俺はまだ健闘したほうだよな。
だって100以上差つけられたけど、このクラスで暫定2位だぞ?
学とか舜とかイケメン差し置いて俺って。
いやマジ快挙だって。

「とりあえず、これ終わったら打ち上げ行こか〜」

克の笑顔とその言葉に、皆怠そうに『おー』とか言って、拳をかすかに上げた。

…でさ。とりあえず、何忘れてるか分かった。