「…何かさ、あたし達、話してなかったよね」
「当たり前だろ。お前は俺の母親だったんだし。何処に母親とくっちゃべる息子が居んだよ(笑)」
「確かに(笑)」
「ま、今からは色々話していこうな。話さねーと、分かんねーし。話したくねぇことも出てくるだろうけど」
「あたしまだ思春期だからね(笑)」
「お前はまだ反抗期だろ(笑)」
「なめてんの!?」
「当たり前だろ。俺のが年上」
「そんなの関係ないんだからね!?」
「あるわ、バカ」
必死に反抗してくる芽衣の頭を押して、くしゃくしゃにした。
「何やってんのもー!!くしゃったじゃん!!」
だってくしゃらせたし。



