「ま、オレに任せんしゃい。かっこよーくしちゃるき」
ニッと笑う風児に、俺達は涙目になっていた顔を上げた。
「俺は、んな面倒臭ぇことやんねーからな、糞カ「んー…え、何聞こえない。マナブちゃん、今逃げたらこれ刺すよ?」
俺は見た。時定が、反抗しだした学の襟を即座に掴み、シャーペンの先を首筋に宛てた所を。
お、恐ろしい………(泣)!!
あれってすげぇ痛いよな…
たまに間違ってカチカチするほうだと思い込んで、思いっきり指で押して、先だって分かったときには…もう刺さってて…(泣)
い、痛ぇよな…(泣)
「湊爽緒、何や同情するとこ、ずれてんで」
「え」
心の声、また漏れてたのか…(汗)



