とある男子校のバカ過ぎる日常


「あ、もしかしてこのペンキ必要だった?」

「すげぇ必要だった…」

「これが要やったんや…」

うなだれる俺達を見て、時定は息をフーッと吐いた。

「ま、タッちゃんが零したのが悪いよね」

…その通りです。
てか、その零されたペンキを必要になった原因も竜馬です。

「んー…でもま、別にペンキあるから、そんなに落ち込まないで」

「「えっマジ!?」」

正気を取り戻した顔で、俺達はグイッと時定に近づく。

「きょ、今日は2人とも、タッちゃん並に暑苦しいね…(笑)」

…何かムカつくな…。もう、何かすげぇムカムカする。
竜馬と一緒にされたくねぇ…(泣)