｢なぁ、俺、帰りた｢｢｢｢却下｣｣｣｣
…くそ。
てか、何か微かに時定の声もしたんだけど。
相当ドスの効いた声で。
やっぱ残ろう。流石に俺も、命だけは惜しい。
｢冗談はここまでや。とりあえず、持ち場につけ｣
｢｢どうしてまたクソ猿が指揮とってるんですか？!｣｣
｢アンブレラは喋らへんでえぇねん。黙って『どっちがどーっちだ!!』とか客にやっときゃえぇし｣
｢｢…相当バカにされた気がする｣｣
うーわー…かん太とさん太が、すげぇ荒んだ顔になってんすけど(汗)
｢てか、持ち場って何？｣
意味が分からず、俺は克に尋ねた。
｢え？持ち場？さぁ、言ってみたかったんちゃう？何もないと思うで？｣
｢…聞いた俺のこの虚しい気持ち、どうしてくれようか…｣
