「湊爽緒こそイケんじゃね?」
「いやいや、全くイケねぇから(笑)どういう冗談かましてんだよ(笑)」
俺がケラケラと笑うと、
「………俺、冗談とか面倒なこと言わねぇ質なんだけど(笑)湊爽緒って、バカなのな。フッ」
学は俺を見て、鼻で笑った。
「竜馬とは一緒にしないでくれ…!!つーか俺はバカじゃねぇ!!」
「あーはいはい、病人はさっさと家帰って屁放いて寝ろ。つーことで、俺はサボりに行くからじゃあな」
「えぇっ!?ちょっ、待っ…学ぅー!!」
屁って…(汗)
俺の止めも虚しく、ひらひらと手を振りながら、学は優雅に去って行った。
「マジ気まぐれマイペースも勘弁して欲しいわ…」
はぁ…と短く息を吐き、俺は屋上を諦めて中庭に向かった。



