「じゃあオレ送るき。屋上まで」
屋上に行くって分かってんのかよ(笑)
「ったく…お前こそ女並のカン持ち合わせてんじゃね?(笑)」
「まぁな。女の子のことは、オレに任せんしゃい(笑)」
チャラ男が…(笑)
「でも、大丈夫だ。屋上で少し涼んだら教室戻るから」
「………分かった。無理しちゃいかんちゃ」
「おう」
俺は2人に笑いながら手を振り、保健室を出た。
「はぁー…さてと。実際、屋上は多分、準備サボって学が居るだろうし、俺が行って邪魔すんのもアレだしな…」
「俺がどうしたって?」
「あぁ。学は1人でそっとさせておいたほうが伸び伸び出来て良いと思うんだよなー…――って、え?」
「その通りだな。湊爽緒」
ま、まままっ…
「学っ!!」



