「そ、そうだな…でも正義、お前はどうするつもりなんだ?」

「…それをミサオに聞いたつもりなんだが」

あぁ…そうだった。
俺、聞かれてたじゃん。じゃー正義は、まだ決まってないっつーことか。

「…とりあえず…迷彩でいこうと思っている。…♪」

「決まってんじゃねぇかよ正義ぃいいいいっ!!」

迷彩て!!迷彩って…デザインっつーかカモフラージュだろ!!
名前見にくいだろ!!
かんっぜんに、お前名前覚えられずに終わるぞ!!

「…どうしたんだ、ミサオ。そんなに大声出して…」

驚いたような顔でこちらを見ている正義。

…お、俺は…迷彩柄に埋もれる正義の名前を見たくはない。

見たくは…ないんだ!!

「正義、それだけはやめておけ」

「…?」