とある男子校のバカ過ぎる日常


「湊爽緒くん、磨緒くん!!ちょっと手伝ってー!!」

「あ、はい!!」
「うぃーすっス!!」

「つーか磨緒、返事より先に制服!!」

俺は磨緒をビシィッと指差した。

「あ、そうでしたっスね。着替えてきますっス!!」

へら〜っと笑い、磨緒は着替えに行った。

なんつーか…こう…

「ほんまや!!ここのチョコケーキヤバいで!!美味過ぎや!!」

「江川どんだけ笑顔で食べてんのや…」

「ぶふーっ江川が…笑顔…ぶふっ…ダジャレ?(笑)」

「いやいやいや、ちゃうからな?ちゃうからなぁ?!」

…何故、俺の友達は、マイペースな奴ばかりなのだろうか。
俺がマイペースな奴を引き寄せているんだったら…
今すぐその人間磁石的効果をなくして欲しい。

切実に、頼みたい。