「ていうか、お姉さん方、待ち合わせか何かやないんですか?」
ふと、克が苦笑いで聞いた。
「え?あたしは〜マスターに会いに来たのよ♪」
あぁ…マスター中性的な顔で、美形だもんなぁ…
お姉さんの言葉に、トレイを持ちながら納得していると…
「私は湊爽緒くんに…//」
何故か片一方の女の人だけ、俺を見つめて来た。
えぇっ俺!?な、何故に俺!?
少し動揺してしまう俺。
「はぁ?みさお目当てなんか〜ちぇー…何でやねん。お前顔ええしなぁ…」
それに、ブスッとする竜馬。
「湊爽緒狙いのお客さんか…まぁ、有り得るよね。普通に」
いつもの笑い上戸さが全くない舜もこう言い、
「このカフェは、イケメンしかおらんて聞いてますから…湊爽緒がおるのは当たり前ですよね」
克もお姉さん方に、そう同意を求める。
はぁ?いや、たまたまだろ。
Happenだろ、Happen。



