「小春~!」 後ろから走ってくるのは親友の海道 美由(カイドウ ミユ)ちゃん。 私はみっちゃんって呼んでる。 「おはよみっちゃん」 いつものように笑顔で挨拶をする。 「……」 みっちゃんは私を見てかたまってしまった。 …みっ…ちゃん? 「っっ…カワイイ~ニコってニコって~!!」 みっちゃんは私を抱きしめる。 私はびっくりして目を見開いた。 気づいたときにはみんなが私たちを見ていて…。 しまった…。ここは学校だった。