パパはアイドル♪vol.2 ~奈桜クンの多忙なオシゴト~

「フッ…、奈桜も大人になったな。さすが人の子の親だな」



「誉めてるんですか?」



「もちろん」



しばらく2人は笑みを浮かべたまま見つめ合う。



「じゃあ、失礼します」



最初に口を開いたのは奈桜だった。
軽くお辞儀をして神川の横を通り過ぎようとする。



「碧…、大変みたいだな」



「えっ?」



『碧』の名前が出た事に反射的に振り返り、驚いた顔で神川を見た。