「分かってくれたなら、よろしく頼むよ」
そう言って、この話はもう終わりそうになる。
「それは…おかしくないですか?」
意を決したように奈桜がようやく口を開く。
「どういう事だ?」
熟年の、この鋭い眼光は…やはりコワイ。
「おっしゃっている事はよく分かります。その通りだと思います。スキャンダルの怖さや、支えてくれるファンやスタッフの有り難さも、よく分かってます。メンバーのみんなもその事は十分分かっていて、本当に感謝しています。だからオレたちだって精一杯、頑張っているつもりです。みんなに喜んでもらいたい、笑ってもらいたいって、真剣に仕事に取り組んで一生懸命やってます。だから…、…でも、ちょっと位、プライベートがあったっていいと思うんです。リフレッシュする時間っていうか…、いったん、頭と体を仕事から切り離す時間。遊んだり、好きな人と過ごしたり…。オレたちだって、1人の感情のある人間で、年頃のオトコなんです」
一気に……言ってしまった。
そう言って、この話はもう終わりそうになる。
「それは…おかしくないですか?」
意を決したように奈桜がようやく口を開く。
「どういう事だ?」
熟年の、この鋭い眼光は…やはりコワイ。
「おっしゃっている事はよく分かります。その通りだと思います。スキャンダルの怖さや、支えてくれるファンやスタッフの有り難さも、よく分かってます。メンバーのみんなもその事は十分分かっていて、本当に感謝しています。だからオレたちだって精一杯、頑張っているつもりです。みんなに喜んでもらいたい、笑ってもらいたいって、真剣に仕事に取り組んで一生懸命やってます。だから…、…でも、ちょっと位、プライベートがあったっていいと思うんです。リフレッシュする時間っていうか…、いったん、頭と体を仕事から切り離す時間。遊んだり、好きな人と過ごしたり…。オレたちだって、1人の感情のある人間で、年頃のオトコなんです」
一気に……言ってしまった。

