「それは良かった。メンバー内のトラブルほど、厄介なものはない。恋愛モノと仲間割れはマスコミの大好物だからな」
「はぁ…、まぁ、そうですね」
奈桜は苦笑いしか出来ない。
「で、…だ」
「え?」
専務のあまりに短い言葉に奈桜は聞き返す。
「Zはリーダーがいなかったよな?」
いよいよ本題に入って来た。
奈桜は話の全容が見えた気がした。
「はい。いません。でも、今の状態がベストだと思っています。個々がきちんと自覚を持って仕事にも臨んでいます。リーダーはいなくても十分かと…」
奈桜はいつになくはっきりと答える。
「そうだな。的確な答えだな」
『ふぅー』と奈桜は小さくため息をついた。
「やはり私の目に狂いはなかった。…奈桜、今日から君がZのリーダーだ」
『はい』とにこやかに返事をすると、ちょっとの間を置いて『えぇ!!』と声を上げた。
まるでコントのように…
「はぁ…、まぁ、そうですね」
奈桜は苦笑いしか出来ない。
「で、…だ」
「え?」
専務のあまりに短い言葉に奈桜は聞き返す。
「Zはリーダーがいなかったよな?」
いよいよ本題に入って来た。
奈桜は話の全容が見えた気がした。
「はい。いません。でも、今の状態がベストだと思っています。個々がきちんと自覚を持って仕事にも臨んでいます。リーダーはいなくても十分かと…」
奈桜はいつになくはっきりと答える。
「そうだな。的確な答えだな」
『ふぅー』と奈桜は小さくため息をついた。
「やはり私の目に狂いはなかった。…奈桜、今日から君がZのリーダーだ」
『はい』とにこやかに返事をすると、ちょっとの間を置いて『えぇ!!』と声を上げた。
まるでコントのように…

