「孤独…かもな。ある部分」
そう言って、また口をつぐむ。
奈桜はこれ以上はそっとしておこうと思った。
「じゃあ……、オレ、先に帰るわ。碧も明日、早いんだろ?気を付けて帰れよ」
走って来た海岸沿いを戻って行く。
「奈桜!」
碧の叫ぶ声に奈桜が振り返る。
「アイドルは……恋したらダメなのか?自分の夢を叶えたら…ひとつ叶えたら、ひとつ大事なものは手放さないといけないのか?」
聞いても正確な答えなんてない事くらい分かってる。
全ては暗黙のルール。
最初は覚悟していたはず。
「してもいいよ。支えてくれてる人たちのおかげで、今の自分が立ってるって事を忘れなければ」
数秒、見つめ合い、奈桜はまた歩き始める。
「あんまり色々考えるな。夜中の考えはろくな事ないからな。朝日見ながら考えろ。その方がいい」
後ろを向いたままそう言うと、右手を高く挙げて振った。
「…ありがとう。奈桜」
ゆっくり小さくなって行く背中に言う。
碧の中にひとつの答えが出ていた。
そう言って、また口をつぐむ。
奈桜はこれ以上はそっとしておこうと思った。
「じゃあ……、オレ、先に帰るわ。碧も明日、早いんだろ?気を付けて帰れよ」
走って来た海岸沿いを戻って行く。
「奈桜!」
碧の叫ぶ声に奈桜が振り返る。
「アイドルは……恋したらダメなのか?自分の夢を叶えたら…ひとつ叶えたら、ひとつ大事なものは手放さないといけないのか?」
聞いても正確な答えなんてない事くらい分かってる。
全ては暗黙のルール。
最初は覚悟していたはず。
「してもいいよ。支えてくれてる人たちのおかげで、今の自分が立ってるって事を忘れなければ」
数秒、見つめ合い、奈桜はまた歩き始める。
「あんまり色々考えるな。夜中の考えはろくな事ないからな。朝日見ながら考えろ。その方がいい」
後ろを向いたままそう言うと、右手を高く挙げて振った。
「…ありがとう。奈桜」
ゆっくり小さくなって行く背中に言う。
碧の中にひとつの答えが出ていた。

