~陽だまりの中へ~
「・・・。え?真っ暗?」
楽屋に入って来た奈桜の体が、一瞬、後ろにのけぞる。
その瞬間、『パン!パン!』とクラッカーが鳴り、『結婚おめでとう!!』の声が飛んだ。
「奈桜、結婚おめでとう」
「とうとうだな」
「桜ちゃんに早く兄弟作ってやれよ」
「幸せになれよ」
泉、心、奏、碧がそれぞれ花束を奈桜に渡した。
誰もが幸せそうに笑っている。
心からの祝福と、上手くことが運んだ喜びと。
「ありがとう。本当にありがとう」
深々と奈桜が頭を下げる。
みんなの気持ちが嬉しくて、声を上げて泣いてしまいそうだ。

