パパはアイドル♪vol.2 ~奈桜クンの多忙なオシゴト~

「そう言って頂けると助かります。あの、金額が足りなくて、神川さんが個人的に援助して下さったんです」



「えっ?」



奈桜が思わず前のめりになる。
ただ、石田が少し言いにくそうに言ったのが気になったが。



「はい。ただ、あの・・・、『ただし、これは雨宮奈桜への先行投資だ』とおっしゃっていました」



『そう来たか』と奈桜はフッと笑った。
もう、神川とは切っても切れない間柄になってしまった。



「サッサと稼いで、あの人と切れないとな」



「そうですね。でも、神川さん、仕事のデキる人だと思います」



奈桜は『そうかもな』と小さな声で言った。
確かに神川の手がけた作品は当たっている。
こうなったら、こちらも神川の名前をフルに利用して、いい作品に出してもらおう。
『発想の転換だ』奈桜はそう思うことにした。