桜は黙って用意を始める。
奈桜と桜と梓。
動き出した新たな時間の針は、どこかで重なり合うのか、離れて行くのか。
「行ってらっしゃい」
「行って来ます」
桜はこの時の奈桜の笑顔がとても好きだ。
優しくって、暖かくって、何だか幸せな気分になる。
『今日も頑張ろう!!」って気持ちにさせてくれる。
この優しいパパは自分だけのパパ。
無理な事は分かっているけど、いつかママと結婚してくれたら。
そう思っていた。
今、大好きなパパが困っている。
自分のせいで。
子供心に胸が痛んだ。
奈桜と桜と梓。
動き出した新たな時間の針は、どこかで重なり合うのか、離れて行くのか。
「行ってらっしゃい」
「行って来ます」
桜はこの時の奈桜の笑顔がとても好きだ。
優しくって、暖かくって、何だか幸せな気分になる。
『今日も頑張ろう!!」って気持ちにさせてくれる。
この優しいパパは自分だけのパパ。
無理な事は分かっているけど、いつかママと結婚してくれたら。
そう思っていた。
今、大好きなパパが困っている。
自分のせいで。
子供心に胸が痛んだ。

