「ただ・・・、梓さんの事務所とアイツの事務所の関係がさ。色々調べたけど、梓さんの事務所の借金がハンパなくて。あとはその問題だけ。そこが重要っちゃあ、重要なんだけど。まぁ、物事は順番ってもんがあるから。まずはこちら側を完全にクリアにして、彼女を迎えに行けよ。オレらもその件ではまだ動いてるし、きっと上手く行くから。必ず、何とかなるから。アイツに持って行かれる前に、奈桜も動け」
言葉とはこんなにも力があるものなんだろうか。
奈桜は泉の言葉を聞いているだけで、体中に力がみなぎって来るのを感じた。
八方塞がりだった気持ちがサーッと開けて行く。
「分かった。ありがとう。ここからはオレがやる。これ以上、泉たちにばっかイイとこ見せられたんじゃ、たまんねぇからな」
「ハハハ。せいぜい、頑張ってくれ。・・・オレらはいつでも側にいるから」
『仲間』とは、かけがえのないもの。
言葉とはこんなにも力があるものなんだろうか。
奈桜は泉の言葉を聞いているだけで、体中に力がみなぎって来るのを感じた。
八方塞がりだった気持ちがサーッと開けて行く。
「分かった。ありがとう。ここからはオレがやる。これ以上、泉たちにばっかイイとこ見せられたんじゃ、たまんねぇからな」
「ハハハ。せいぜい、頑張ってくれ。・・・オレらはいつでも側にいるから」
『仲間』とは、かけがえのないもの。
