『ぬるま湯って・・・。確かにそうだけど』と、外を見つめて小声で呟く。
今まで、前を見て歩く事が精一杯で、その先なんて考えてなかった。
いや、正確には万が一に備えて貯金もしてるし、それでいいと思っていた。
『先』なんて、それくらいにしか考えてなかった。
『仕事』って何だ?
そんな、今まであまり考えてこなかったワードが奈桜の頭のど真ん中に現れた。
「分かった。オレは逃げてねぇし、ぬるま湯よりシャワーが好きだし。その話、受けてやるよ」
「ありがとうございます!!」
多少の言葉の意味不明な所はこの際、突っ込まない。
石田は取りあえず奈桜が了解してくれた事にホッとする。
「では、オーディションは明後日になります」
「オーディション!?」
奈桜がすっとんきょうな声を出す。
今まで、前を見て歩く事が精一杯で、その先なんて考えてなかった。
いや、正確には万が一に備えて貯金もしてるし、それでいいと思っていた。
『先』なんて、それくらいにしか考えてなかった。
『仕事』って何だ?
そんな、今まであまり考えてこなかったワードが奈桜の頭のど真ん中に現れた。
「分かった。オレは逃げてねぇし、ぬるま湯よりシャワーが好きだし。その話、受けてやるよ」
「ありがとうございます!!」
多少の言葉の意味不明な所はこの際、突っ込まない。
石田は取りあえず奈桜が了解してくれた事にホッとする。
「では、オーディションは明後日になります」
「オーディション!?」
奈桜がすっとんきょうな声を出す。

