パパはアイドル♪vol.2 ~奈桜クンの多忙なオシゴト~

「水無瀬さんには、一部で他にお付き合いされている方がいるという噂があったんですが?それについてはどうお考えですか?」



本当にこの2人が付き合っているとしたら、失礼な質問だろう。



「そうなんですか?僕は噂話には興味がないんで。・・・まぁ、もし、仮にそうだとして。としても、そんな男、眼中にないですね。隠れてコソコソとしか付き合えないんでしょ?そんなの、本当に彼女を好きだと言えますか?どう思います?女の子なら、みんなの前で堂々と好きだと言って欲しいんじゃないんですか?それが彼女に対しての誠意だと僕は思っています。それに大体、彼女にそんな男はいませんよ。もしいたら・・・、正々堂々と戦いに来い」



最後のセリフはカメラを真っ直ぐ見て、まるで誰かに向かって言っているようだった。






「コイツ、ふざけやがって。奈桜の事、知ってるな」



碧が怒りながらワンセグを切る。



「暴走するヤツは必ずこける。梓さんは人形じゃない。バカでもないさ」



心は立ち上がり空を見る。
こんな都会でも、意外と綺麗だと思った。