「宮ちゃんさ、ちょっと間違ってるとこある。訂正していい?」
さっきの紗希の告白。
勢いだったとはいえ、紗希の想いに変わりはない。
奈桜は・・・分かっていたのか。
何となくスルーされてしまったような気がして、紗希は呆然としていた。
「あのさ、あのゲス野郎にそんな力はないよ」
「えっ?」
「あいつ、ただのADだし。何年経っても仕事出来なくて、女遊びばっかで、最近クビになったはず。あいつに騙された女の子、いっぱいいるらしい。あいつの方が仕事、欲しいんじゃない?オレが女だったら・・・あんなゲス野郎に抱かれるくらいなら碧に抱かれる」
ちょっと妄想したのか奈桜の目は遠くを見ている。
と、すぐに打ち消すように身震いして首を振った。
さっきの紗希の告白。
勢いだったとはいえ、紗希の想いに変わりはない。
奈桜は・・・分かっていたのか。
何となくスルーされてしまったような気がして、紗希は呆然としていた。
「あのさ、あのゲス野郎にそんな力はないよ」
「えっ?」
「あいつ、ただのADだし。何年経っても仕事出来なくて、女遊びばっかで、最近クビになったはず。あいつに騙された女の子、いっぱいいるらしい。あいつの方が仕事、欲しいんじゃない?オレが女だったら・・・あんなゲス野郎に抱かれるくらいなら碧に抱かれる」
ちょっと妄想したのか奈桜の目は遠くを見ている。
と、すぐに打ち消すように身震いして首を振った。

