「梓さんの事、ほったらかしにしてた訳じゃないんだな?それなら・・・」
そう言って、碧はようやく落ち着いた表情を見せた。
「いや、それは・・・。でも梓は大丈夫だよ。二股かけるようなやつじゃないから」
言いながら、奈桜の心はザワザワと波立ち始める。
「やっぱり。何で連絡くらい取らないんだよ?・・・写真も撮られてる。2人で仲良くオトコのマンションに入って行くとこ。朝まで待ったけど、その、青山ってやつしか出て来なかったって。半同棲とまで書かれてる。梓さんに電話しろ。今すぐに。早く!」
碧のすごみのある表情とは裏腹に、奈桜は視線を落としたまま呆然としている。
「奈桜さん!」
向こうからマネージャーの石田の声がした。
そう言って、碧はようやく落ち着いた表情を見せた。
「いや、それは・・・。でも梓は大丈夫だよ。二股かけるようなやつじゃないから」
言いながら、奈桜の心はザワザワと波立ち始める。
「やっぱり。何で連絡くらい取らないんだよ?・・・写真も撮られてる。2人で仲良くオトコのマンションに入って行くとこ。朝まで待ったけど、その、青山ってやつしか出て来なかったって。半同棲とまで書かれてる。梓さんに電話しろ。今すぐに。早く!」
碧のすごみのある表情とは裏腹に、奈桜は視線を落としたまま呆然としている。
「奈桜さん!」
向こうからマネージャーの石田の声がした。

