パパはアイドル♪vol.2 ~奈桜クンの多忙なオシゴト~

「大丈夫ですから。ほんとに」


奈桜の額から変な汗が出て来る。


「あっ、汗が…。暑いんじゃないですか?」


これまた素早くハンカチで奈桜の額の汗を拭う。
しかも胸が奈桜に触れる寸前。


「本当に!大丈夫ですから。すみません。それより桜は…あの、学校ではどんな…」


体を必死に離しながら、話を本題に戻そうと試みる。


「脱いだ方が良くありませんか?」


強引に上着を脱がす。
本当なら…『やめろって言ってんだろ?ふざけんな!』と突き飛ばしてやるところだが。
相手が桜の担任とくれば、グッと耐えるしかない。


「これも父親の役目か…」


眉間にしわを寄せ、小さく呟くとアイドルスマイルで美優希を見つめた。


『オレはパパだぁ!アイドルだぁ!』


心の中で思いっ切り叫んだ。