「・・・パパ、電話!携帯、鳴ってるよ!」
「・・・ん?ん・・・。さくらぁ・・・」
寝ぼけた顔で側にいる桜にお抱きつこうとした奈桜は軽く拒絶される。
「パパ!起きて!!電話だよ!」
何となく耳に音を感じて来た奈桜は携帯を探す。
時間は朝の7時。
「あ・・・はい」
「奈桜?寝てた?大変だよ。新聞見て!新聞!」
「奏?新聞?何?何かあった?」
「何かあったじゃないよ。載ってるよ!奈桜、撮られてる!」
奏の大きな声が奈桜の鼓膜を突き破りそうになる。
「撮られてる?そんなの新聞に載るの?スポーツ新聞の事?うち、とってないよ」
寝ぼけているからか、変に冷静である。
「何?そこ?驚きなよ!ん・・・スポーツ新聞だけど。あのさ、宮本沙希ちゃんと撮られてる。付き合ってたの?娘にも紹介済みって」
奈桜は飛び起きた。

