パパはアイドル♪vol.2 ~奈桜クンの多忙なオシゴト~

「そうですよね。・・・あの、女性として、どうでしょう?颯希から見て、美穂はどう映りますか?美穂は教師でありながら生徒の親に恋しますよね?やっぱりそれって迷惑な事なんでしょうか?どう感じながら演じればいいのか悩んでしまって」



もちろん、そんな事、悩んではいない。
全ては自分を美穂に置き換えて聞いている。
奈桜の・・・、率直な気持ちが知りたい。
遠まわしに、気持ちが知りたい。



「えっ?女性として?・・・うーん。そうだなぁ。好意を持たれるのは男として悪い気はしてないと思うけど・・・。どうかな。きっと颯希は先生の気持ちに気付いてるんだと思う。でもさ、気付いてない振りをしてると思うよ。うん。きっと、颯希の中では『言って欲しくない』って思ってると思う。当たって砕けろって言葉もあるけど、言ったらおしまいって事もあると思う。美穂は子供たちの先生だからさ。颯希はそれ以上の感情はないし、このままがベストだと思ってると思う。実際、台本でも颯希は何のリアクションも起こさないし。あぁ、ごめん。これ位しか分かんない」



顔をクシャっとさせて頭をかく。
奈桜にしたら精一杯、語ったつもり。