「小学生とか関係ねぇだろ?」
「桜ちゃんの夢に乗っかってるだけじゃん。ただ、いつまでも自分の手元に置いておきたいだけの勝手なオヤジの発想だよ」
ちょっとムキになった奈桜に、面白がって心がわざと余計な事を言う。
「ウルサイ!!オヤジって言うな!!オレはパパだ!!」
「はいはい。パパです。いいじゃない?花屋って。夢があるし、まぁ、大変だとは思うけど需要があるし。いいよ。その夢。桜ちゃんといつか叶えなよ」
泉がアイドルスマイルで奈桜の肩をポンッと叩いてバラの花束から1本抜くと、奈桜に渡した。
「じゃ、撮影始まるから♪」
カッコ良く去って行く後ろ姿を見送りながら、渡されたバラの花を見つめた。
「どうすんだよ。これ・・・」
「小道具盗っちゃって。知らないよ」
「あ・・・、心、これ、挿して!!元の場所に!!」
逃げる心を追いかけてドアをいきなり開けた奈桜は誰かにぶつかりそうになった。
「うわっ!!ごめんなさい!!」
「・・・大丈夫です。奈桜さんこそ、大丈夫ですか?」
「桜ちゃんの夢に乗っかってるだけじゃん。ただ、いつまでも自分の手元に置いておきたいだけの勝手なオヤジの発想だよ」
ちょっとムキになった奈桜に、面白がって心がわざと余計な事を言う。
「ウルサイ!!オヤジって言うな!!オレはパパだ!!」
「はいはい。パパです。いいじゃない?花屋って。夢があるし、まぁ、大変だとは思うけど需要があるし。いいよ。その夢。桜ちゃんといつか叶えなよ」
泉がアイドルスマイルで奈桜の肩をポンッと叩いてバラの花束から1本抜くと、奈桜に渡した。
「じゃ、撮影始まるから♪」
カッコ良く去って行く後ろ姿を見送りながら、渡されたバラの花を見つめた。
「どうすんだよ。これ・・・」
「小道具盗っちゃって。知らないよ」
「あ・・・、心、これ、挿して!!元の場所に!!」
逃げる心を追いかけてドアをいきなり開けた奈桜は誰かにぶつかりそうになった。
「うわっ!!ごめんなさい!!」
「・・・大丈夫です。奈桜さんこそ、大丈夫ですか?」

