パパはアイドル♪vol.2 ~奈桜クンの多忙なオシゴト~




ー何が大切?ー




「・・・パパ!電話!パパ!」



「ん・・・。ん?あ・・・、桜!お前、大丈夫なのか?」



桜に揺り起こされ、奈桜が慌てて飛び起きた。



昨日・・・と言うかさっき帰って来た奈桜は真っ先に桜の部屋に入り、気持ちよさそうに眠っているその顔をゆっくり眺めた後、あまりの眠気につい寝転んでしまった。
もちろん、疲れの溜まっている体が睡魔に勝てるはずはない。



「パパ、そんなとこで寝たら風邪引いちゃうよ」



カーペットの上に寝ていた奈桜の体にはタオルケットがかけてある。



「桜がかけてくれたのか?」



『うん』と、頷く。
その仕草が可愛くて、奈桜はたまらずギュッと抱きしめた。



「ありがとう。熱は?下がったのか?」



「大丈夫。2日も寝てたんだもん。学校だって行ける。それより電話、切れちゃうよ」



言われて、奈桜は慌てて電話を掴んだ。