「私が居なくなった日…それは私が居なくなったんぢゃないの。私は母親に捨てられたの…
それは随分前から計画してたみたい。」

雄大「!?」

雄大は驚いているけど、私は構わず話を続けた。
「随分前って言うのはね…私が1歳になった頃みたい。
私と雄大は一緒に生まれた。なのに私だけ瞳は蒼おまけに髪は金色。純日本人のあの人たちからはありえないコト。だから母親は浮気してないか疑われた。それで父親と関係が悪くなったのは私だと思って、雄大が小学校に行ってて私が風邪をひいたあの日に私をダンボールに入れて河川敷に放置した。
私は必死に帰ろうとしたけど迷って、車に引かれそうになった所を神谷グループ会長。神谷龍之介様に拾われた。
私は母親からみると『いらない存在』だったけど龍之介様は違った。
優しくしてくれて、私を養子にしてくれた。
海も凪も私を実の妹みたいに関わってくれる。私はたくさんね人に支えられてここにいる」