「――神谷勤。消して、あげようか?」 何の前触れもなく唐突に、私の脳に直接撃ち込まれた一言。 その瞬間、窓の外で雷が鳴った。 『消、す…?』 「困ってるみたいだから」 『何で、知って…』 「それともキミが困ってるのは、リカが死ぬから?」 ジ、と深い蒼に見つめられ、何も言えない。 耳に轟く雷鳴と、底知れず感じる不安感がつのる。 『それとも、リカの死を取り消す?』 「ど、やって…」 『――キミは僕に何を望む?』 稲光に遅れドーン、と大きなそれはどこかに落雷したらしい。