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『…ハァ、』
授業をサボり秘密会議室にばかり籠もってもう3日。
リカを救う術はなにも見つからないし、無力な自分に嫌気がさす。
私の気持ちに同調したかのように空色は暗く、灰色で。
この薄暗く湿った部屋に一人でいると、あらゆる思考が頭を支配していく。
(…「サヨナラ、フウ。悲しかったよ、」)
どうして。どうしていつまでも憎いはずのあの声が、残像のような淡い微笑みと共に…
優しく、脳裏に響くんだろう。
(…リカが、死、ぬ)
『…っ、ゃ、』
(…死、ぬ)
『もう誰も、誰も死なないでーーー…っ、……ゥ、』
机に両肘をついたまま頭を抱えて叫ぶ。
そのまま爆発して消えてしまえばいいのにと、全ての指で頭を押しつぶす。
(…あんな声、消えてよ)


