forget-me-not








***




『…ハァ、』


授業をサボり秘密会議室にばかり籠もってもう3日。

リカを救う術はなにも見つからないし、無力な自分に嫌気がさす。

私の気持ちに同調したかのように空色は暗く、灰色で。

この薄暗く湿った部屋に一人でいると、あらゆる思考が頭を支配していく。










(…「サヨナラ、フウ。悲しかったよ、」)











どうして。どうしていつまでも憎いはずのあの声が、残像のような淡い微笑みと共に…

優しく、脳裏に響くんだろう。











(…リカが、死、ぬ)



『…っ、ゃ、』



(…死、ぬ)



『もう誰も、誰も死なないでーーー…っ、……ゥ、』


机に両肘をついたまま頭を抱えて叫ぶ。

そのまま爆発して消えてしまえばいいのにと、全ての指で頭を押しつぶす。



(…あんな声、消えてよ)