forget-me-not








自分で自分を絞殺さんばかりに、彼の両手に乗せた手に力を込めて目を瞑った。やけくそだった。




――――ダン!


次の瞬間、力を込めたはずの私の手も、泉月さんの両手も、ものすごい勢いで首から弾け飛んだ。



「…ってぇー、」

『……』


あまりの衝撃に手のひらを痺れさせている泉月さんは、体中が震えていた。

私も驚いて自分の両手を見つめ、首をかしげた。



(…あぁ、もうちょっとだったのに)


そして、こうなった原因を探して顔をあげた。

泉月さんから顔を逸らし、ドアのほうへ視線を向ける。










そこには、




酷く悲しそうに眉尻をさげた夜くんがいた。