forget-me-not








――呪われてるんじゃねーの?

その言葉が頭の中でループする。



呪われている、呪われている。

私が関わると誰かが不幸になる。




『…そう、なのかな』


この先ずっと、誰かを好きになったり、好きになられるたびに、こんなふうに




『やく、びょう…が、み?』


こんなふうに誰かを傷つけてしまうのかな。




「あー、やだ。そうやってまた、可哀想な自分に酔ってさ」

『…酔ってなんか、いません』

「俺がむかついてんのは、そこだよ」


泉月さんはバン、とテーブルを叩いて、強く唇を噛む。




「そういう顔してさ……、目を逸らして、逃げようとするだろ、いつも」

『なんで、そんなこと、あなたに言われなきゃいけないんですか』

「そういう態度が、葉を傷つけてるからだよ」


そう言って、拳を握る泉月さんの目は、とても鋭かった。